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Channel: 自我の終焉
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いまここにある危機

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年末だから思っていることを吐き出す。
段々 やばくなっている。
なぜか
リソースが枯渇してきているからだ。
中国やインドの人口の増加は地球上のエコシステムに大きな負担となり、グローバル・エコノミーにより資源の消費がいよいよ激しくなっている。
人工知能(それ以外のテクノロジーで)資源を生み出すことは当面無理なので、エネルギーと食糧問題は深刻だが、今更人道主義のセーフガードを緩めると、一挙に世界はシリアのようになる可能性がある。
この数年で世界の先進国は暴動に備え、情報統制と管理を強化している。
武力により市民運動の排除はより顕著になる。
日本は市民の積極的なデモに消極的な国なので、これらの小さな声はいつまでもマイノリティーだが韓国は憲法を無視する勢いで市民が声を上げている。そもそも憲法は庶民を圧政から守るためのものなので、国民がそれを守るために立ち上がるのは当然だ。
このような文脈で憲法が変更されるのは正しい。(連座性は大統領を守るもので、本来は民意を守るものであるという矛盾はあるが)
韓国の惨状は米国とのFTAによる不平等な貿易と、中国が韓国の優遇措置に制限を加えたものであると思うが、これは安倍政権が続けば日本も数年で同じレベルになるだろう。大企業さえも経営を悪化させる可能性もあり、雇用は益々悪化する。
その上国力は低下する一方である。
病気に例えると、いきなり根治を目指すのは無謀な病状である。
まずは悪化の原因を取り除かなくてはイケない。
そのためには、資本主義と自由主義を制限して、社会民主主義的な方向へ修正しなくてはイケない。
日本の最大の問題はこれを達成するための政治の受け皿が無く、官僚とマスコミが最大の抵抗勢力になっているからだろうと思われる。
米国でもその傾向は強かったが、民意はトランプを選んだ。
英国もEUを離脱した。
その傾向はEU内で強まっている。
どのような理由にしても独裁を求める声とは戦わなくてはいけない。
それは無知との戦いであり、そして無知は最も危険な人類の病巣である。
いまこの戦いにおいてもあまり形勢はよろしくない。
上品なものは下品なものと戦いにくい。
しかし戦わなければ、このヤバさは益々強まるだろう。
民衆は日々の生活にますます困窮して、色々なものに対する興味を失い、民主主義を放棄して、無気力に陥る。
立ち上がる気力さえ失うと、戦争という名の人口統制が始まる。
それを可能にするための多くの立法がこの数年安倍政権下で実現した・・
来年はすこしでもこのヤバさを弱めたいものである

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