公表されている数値を眺めていると、まず人口が70億を超えていることに改めて驚く。(2014まで)
80億には達していないが、2050年には97億と100億人が視野に見えてくる。1990年つまり36年前は53億なので40年で倍増の気配だが、資源 食料は持つのだろうか?
耕作地を含めて現状維持では破綻は目にみえている。一方、人口一人あたりの国民総生産を見ると日本は24位で、良いのか悪いのか判断に困るポジションである。
現在の貧困化などの問題を考えると、世界の国民総生産3位というのはいかにもバランスが悪いが24位となると、多少収まる感じもする。
不公平であることはその通りだが、ドイツは国民総生産では4位だが、ドイツは国民一人あたりは18位と日本に勝っている。
数字だけを眺めていてもわからないが、先進国でも豊かな国も貧しい国もある。この富のバランスこそは民主主義が機能すれば適正化されるが、私の印象では機能していない先進国は国民一人あたりの国民総生産は低い気がする。
近い将来この数字が、資源や食料の分配に関係してくる。特に食料や資源の輸入国である日本はこの問題に敏感であるべきだ。
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