進化の果てに崩壊があるなんて書くと、またまたと思う人がいるかもしれない。
ネットの中では陰謀説なんて珍しくないので、そんな話をしたいわけではありません。
どちらかといえばすごく身近な話をしたいのです。
医療の進化で、寿命が伸び高齢化して行く傾向に、少子化が連動して少子高齢化が深刻になってきています。高齢者が貧困化して、劣悪な環境で医療や介護の余生を送っている現状がますます厳しくなることを懸念しているのです。政府どころか野党もこの問題をあまり積極的に取り上げず、参議院選挙でも共感を得ることが出来なかった様です。マスコミがこの議論を始めると財源を拙速に追求して妨害します。
早晩年金は崩壊するでしょう。これに加えて政府が危険な運用をして、参議院選挙でも警鐘をならした記事を度々目にしましたが、結局自公の勝利に終わってしまいました。
年金に関してはそれだけ多くの人が諦めてしまったのか、無関心なのかどちらかだろうと思いますが、このままでは年金や医療に関する福祉は崩壊するのでしょう。もう既に医療現場は極めて厳しい現状の様です。そうすると高齢者の貧困化は避けることのできない誰にも訪れる近い将来であり、とても身近な話なのです。
一方マスコミや政府は海外からの軍事的脅威を殊更強調します。外国の軍拡はひとえにこの少子高齢化と人口の増加の傾向が継続することにより、どこかで大衆が軍事蜂起することを牽制するものなのだと思います。軍拡は一方では大衆の制圧のために用いられることは歴史が語っています。そしてより強権的な全体主義が政治の潮流になろうとしています。
テクノロジーや情報化の進化によって、危機がもたらされる例は福島原発の事故例から学べます。
福島原発以降の政府の情報統制は極めて顕著です。
事故から5年が経過しても、一向に収束の方向が見えないだけでなく、汚染は継続しているのです。
その事実さえも無視され、風化しようとしています。皮肉なことにこれは人口の減少に加担するので、否定的であることに矛盾してしまうのです。福島原発の事故が意図的なものとは流石に筆者も思いません。どちらかといえば事故対策よりもコストダウンなどが優先した結果であり、意識の低さがもたらした事故でしょう。しかし結局これは人間の性であり、原発の様な核の平和利用などは傲慢と怠惰のもたらすものであるということです。ここまではこのブログでも何回もとりあげてきたテーマです。今回の本当のテーマは今もたらされているネガティブな状況を解決する鍵は何か?ということです。
多くの間違った決断は欲を含んだ人間の感情が引き起こすものです。
この非生産的な意思決定方法を根本的に変化させるのは人工知能では無いかと考えています。
政府や役人は将来的には全て人工知能とロボットに置き換えれば良いのでは無いでしょうか?
情報化の進化で、人間の仕事は人工知能が導き出す結論に是非を与えることになるでしょう。
もう議会制民主主義や、国家の枠組みさえもが陳腐化しているのです。
情報は全て公開して、直接民主主義によって全てを決定するのです。財源の範囲で、可能なプロジェクトを進め、リソースの公平な配分で人類の豊かさが決定される社会では資本主義さえも陳腐化します。
競争や経済を拡大するのでは無く、必要な富に向かって人類が働くのです。
SFでしょうか?でも人工知能が人類の知能を凌駕するのは2020年代半ばと言われているのです。